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2852T 「Imperial Tourbillon」(インペリアル トゥールビヨン)18Kホワイトゴールド製 ブルーダイアル です。この時計は、1995年に製作されたもので【Imperial Tourbillon】とインペリアル トゥールビヨンと名付けられたモデルです。
その昔、アジアの王侯貴族が懐中時計のトゥールビヨンを作らせましたが、その複雑でデリケートさが故、よく故障してしまったことから、『この時計には悪魔が憑いている』といって嫌ったという言い伝えがあるそうです。 フランク ミュラーはその逸話に着想を得て、この"インペリアル・トゥールビヨン"を製作しました。
このモデルは、トゥールビヨンの天符(テンプ)を納めるケージ(籠)を、前後6本の剣に模し、それを常時回転させることで、内部に侵入しようとする邪悪な者を切り祓って守る役割としたのです。これは、時計の心臓部である脱進機を人の「生命」にたとえ、この時計を身につける人が、あらゆる災いから救われるようにと、元来の精度を追求する為の装置に留まらず いわゆる"魔除け"や"お守り"といった物として、その作品に精神的な意味合いを持たせています。
トゥールビヨンとは、機械式時計のメカニズムの中でも、特異な存在であり、同時にその最高峰に位置するモデルで、地球上の重力によって生じる時計精度の狂いを、自ら補正する特殊な機構を備えています。従来固定された部品であるガンギ車と振り子の役目を担う天符を、特殊なケージ(籠)の中に収め、それを回転させながら更に固定された歯車を駆動させ、不均衝を平均化する事で、その精度を高める原理の装置です。
今から約200年前、置き時計から懐中時計へと移行した時代、姿勢差による誤差を安定させる為に開発された当時画期的なシステムでしたが、その並外れた繊細さと複雑さから、極めて高度な技術を持った一部の時計師以外、これを製作する事が出来なかった為、一般に普及するまでには至りませんでした。
こちらの個体は、このインペリアル トゥールビヨンの中でも、特に希少なブルーダイアルで、18Kホワイトゴールドケースに同素材のブレスレットが付いたスペシャルピースです。
そしてコバルトブルーのエナメル文字盤には、籐籠の網目を思わせるオリエンタルなギョウシェパターンが施され、角度によって色目が変化するその様は、まるで南洋の蝶々の翅(はね)のように高貴な趣があり、まさに "皇帝のトゥールビヨン" の名にふさわしい意匠がこらされています。
参考定価 | ¥21,780,000Tax in |
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製造年 | 1996年 |
素材 | 18Kホワイトゴールド |
ムーブメント | 手巻き |
ダイアルカラー | ブルー |
ベルト | 18Kホワイトゴールド製ブレスレット ※こちらの商品の18Kブレスレットの長さは、手首周り最大約18cmまでの対応となります。 |
防水 | 日常生活防水 |
サイズ | 縦:43mm(ラグを含む)×横:31mmベルト幅:17mm |
付属品・備考 | PAW保証書、取扱説明書、BOX ※ご覧の商品は東京店、大阪店のいずれかの店舗で展示、販売中でございます。お越しいただく店舗にない場合はお取寄せも可能ですので、ご来店の際は事前にお申し付けください。 |