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7000DF 5N “ラウンド ダブルフェイス・クロノグラフ” です。今から26年も前となる1991年、当時フランク ミュラーは若き天才時計師として時計業界やメディアから注目を集めはじめていました。
組織に属することなく、インディペンデントの立場を貫く彼は、自らに抱く時計制作への強い情熱と独自の理念に溢れ、まるで何かが決壊したかのように、それまで誰も見たこともない時計を次々と世に生み出していました。
作品と謳われたその腕時計は、時計マニアの常識を真っ向から裏切り、違和感とも言える興奮と感動を与えました。
1991年の代表作にして名作である、「Ref 7000DF」ダブルフェイス・クロノグラフ両面時計であるこの時計は、表面は従来のストップウォッチ、裏面には三種類の異なる計測表示を持ち、それまでの歴史では別々の時計でしかなかったものを単体の中に複合することで、合理性と複雑時計の異なる魅力を一度に追求しています。
この彼の作品の特質とも言えるコンプリケーションにおける独自の"合理美学"は、その後の「 Master Banker 」や「 VEGAS 」誕生へとつながって行きます。
◇「PULSMETRE」 /パルスメーター
主に医者が患者の脈拍を15回カウントするだけで1分間の心拍数を簡易に計ることが出来る。
◇「TELEMETRE」 /テレメーター
パイロットが飛行機の操縦中、前方に雷光を認識した際にクロノグラフをスタートさせ、次に雷音が聞こえた時点でストップを押し、その時間差を計ることで、光と音の速さの違いから飛行機と落雷までの距離を割出すことが出来る。
◇「TACHYMETRE」 /タキメーター
主に自動車レースなどの用途に使用され、1km区間の通過時間を計る事で物体の時速を知ることが可能。
現在でこそ、トノウ カーヴェックスに大きなビザン数字が"FRANCK MULLER"のイメージを強固にしていますが、このラウンドケースのクロノグラフは、繊細且つ完璧な三次元曲線が表現されており、まさに彼の源流というべき作品となっています。
当初このモデルは 「Janus」(ヤヌス)と名づけられました。(※Janus=ローマ神話における門の守護神、また物事の始まりの神。 頭の前後に反対向きの顔を持つ双面神)それは、彼自身のオリジンがそうであるように、合理と堅牢を追求するゲルマンの思想と、儚くも繊細な美しさを追求するラテンの美学、まさに哲学のダブルフェイスは、フランク ミュラー氏自身を、その作品にたとえているかのようです。
ピンクゴールドケースと尾錠には新品と見紛うような独特の磨きが施されており、ストラップも新品に交換済みです。
また、こちらの商品には交換用の革ベルトが別途付属いたします。
参考定価 | ¥0Tax in |
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製造年 | 1998年 |
素材 | 18Kピンクゴールド |
ムーブメント | 自動巻き |
ダイアルカラー | ブラック |
ベルト | クロコダイルストラップ(お色は選ぶことができます) |
防水 | 日常生活防水 |
サイズ | 直径:39mm (47mmラグ含む) ベルト幅:20mm |
付属品・備考 | PAW保証書、取扱説明書、BOX ※ご覧の商品は東京店、大阪店のいずれかの店舗で展示、販売中でございます。お越しいただく店舗にない場合はお取寄せも可能ですので、ご来店の際は事前にお申し付けください。 |