~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
7002CCRCDF OG “ラウンド ダブルフェイス スプリットクロノグラフ” です。「7002CCRCDF」は2005年頃発表され、以前にごく少量のみ製作された「7000 R DF」の流れを汲む新しい作品になります。スプリットセコンドに「DF」(ダブルフェイス)を組込み、双璧の名作をひとつのモデルに集結させたしたスペシャルピースの新たな表情です。
昨今でこそ"FRANCK MULLER"といえばトノウ型ケースやロングアイランドにビザン数字のイメージを強固にしていますが、7000RDFの直径39mmからサイズアップし直径42mmのラウンドケースに収められたこのモデルは、ケースに繊細且つ完璧な三次元曲線が表現されており、かつての独立時計師フランク ミュラーの作品を象徴するモデルです。また7000Rでは文字盤が梨地仕上げされていましたが、7002CCRCDFではギョーシェエナメルになり、インデックスもローマ数字からアラビア数字に変更されています。
今から18年も前となる1991年、当時フランク ミュラーは若き天才時計師として時計業界やメディアから注目を集めはじめていました。組織に属することなく、インディペンデントの立場を貫く彼は、自らに抱く時計制作への強い情熱と独自の理念に溢れ、それまで誰も見たこともない時計を次々と世に生み出していました。
もとより「7000 R」(スプリットセコンド クロノグラフ)は、1991年 独立時計師であったフランク ミュラーが、《FRANCK MULLER GENEVE》を設立した最初の作品のとして「7000 DF 」(ダブルフェイス クロノグラフ)と共に鮮烈なデビューを飾ったモデルです。その独創的な腕時計はそれまでの常識を覆し、目にする人にある種の違和感にも似た興奮と感動を与えました。程なくジャーナリストやコレクターの間で話題となり、時計界の偉才"FRANCK MULLER "の名を世に知らしめるきっかけとなった作品です。
「7000 R」と「7000 DF」は初期のフランク ミュラー作品における双璧と謳われ、共にラウンド型クロノグラフでありながら、それぞれに全く違ったアプローチのモデルです。
「7000 R」
スプリットセコンドクロノグラフという、複雑機構を備えながらも、そのデザインのバランスが非の打ちどころのないほど完成されています。6時の位置に大胆にも小さく時分針をずらし、スプリットセコンドの二本の針を交差させた状態を前提とした文字盤のレイアウトがなされています。機構とデザインがそれぞれ絶妙な均整を保ち、バランスの黄金比を作り出しています。
「7000 DF」"ダブルフェイス"
文字どおり二つの顔を持ったこの時計は、表面は従来のクロノグラフと、裏面にはTELEMETRE(距離計)・TACHYMETER(速度計)・PULSEMETER(脈拍計)という三種類の異なる計測表示をひとつの文字盤上に表しています。その独自の機構は、中心を貫通した一本の軸で両面を制御させるという突飛な発想によって、それまでの歴史では別々の時計でしかなかったものを単体の中に複合する合理性と複雑時計の異なる魅力を一度に追求しています。
当初このモデルは"Janus"ヤヌスと名づけられていました。(ローマ神話における門の守護神、また物事の始まりの神。 頭の前後に反対向きの顔を持つ双面神)それは彼自身がドイツ人の父とイタリア人の母との間に生まれ、合理と堅牢を追求するゲルマンの思想と、儚くも繊細な美しさを追求するラテンの美学、二つの異なる哲学の融合は、フランク ミュラー自身のオリジンがその作品に集約されているかのようです。
そしてこれらのフランク ミュラー作品の真骨頂とも言うべき、異なるものに対する独自の"合理美学"は、その後の「Master Banker」・「VEGAS」・「CRAZY HOURS」の誕生へとつながって行きます。
18Kホワイトゴールドのケースと尾錠には磨きが施され、新品同様の輝きを放っています。ストラップも新品に交換済みです。
参考定価 | ¥0Tax in |
---|---|
製造年 | 2007年 |
素材 | 18Kホワイトゴールド |
ムーブメント | 自動巻き |
ダイアルカラー | ブラック |
ベルト | クロコダイルストラップ(お色は選ぶことが出来ます) |
防水 | 日常生活防水 |
サイズ | ケース直径:42mm ラグを含む直径:49.10mm ベルト幅:22mm |
付属品・備考 | PAW保証書、取扱説明書、BOX ※ご覧の商品は東京店、大阪店のいずれかの店舗で展示、販売中でございます。お越しいただく店舗にない場合はお取寄せも可能ですので、ご来店の際は事前にお申し付けください。 |