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「5850 SC CHRONOMETRO」 トノウ カーベックス クロノメトロ です。1995年に発表された「CHRONOMETRO」(クロノメトロ)。 そのモデル名の由来は、文字通りCHRONO(時間)+METER(計器)=“精密な時計”という意味を表わしています。
もとより、フランク・ミュラー社の場合1992年の創業時に発表されたモデルから、搭載する自動巻きムーブメントは全てクロノメーター基準をクリアしたものでしたが、このクロノメトロでは、ムーブメントは従来と同型であるも、それをデザインとして表現しています。
フランク・ミュラー の象徴的デザインとされるカーベックスケースに、放射状にデフォルメされたビザン数字とグレン・ドルジュ(麦の穂)ギョーシェ、全てが曲線のみで構成されたそのデザインは1900年代初頭のアール・ヌーヴォー様式がモチーフになっています。
「CHRONOMETRO」のデザインでは、ヨーロッパにおけるアール・ヌーヴォー期での家内制手工業の製品から、マニファクチュア(工場制手工業)へ移行する時期、つまり1920年代初頭でのアール・デコ様式への過渡期にあたるごくわずかな期間をデザインとして表現しています。
その特徴は、ヌーヴォー期における自然界的な曲線と曲線を組み合わせたフリーハンデッドなものに、そこに直線の要素を加えることで、いかにも人工的でハイテクな機械制御によって作られたより“精密な時計”である様を表しています。
従来の放射状に延びたビザン数字をオーバル型のサークルの中に収め、その周りを1分間隔のレールウェイを刻み、より正確な時刻を読み取り易くしています。そして文字盤の地板を刻むギヨシェ彫は、曲線のみのサンバーストから、直線と曲線で構成された幾何学的なエンジンターンドパターンが放射状に広がっています。
それらは、1920年代当時に近未来を感じさせたような最新様式を、フランク・ミュラーによって、現代における古典的デザインのモチーフとしてアレンジがなされ、まさにアール・デコ様式におけるヨーロッパの美学が表現されています。
ケースはその独特のフォルムを崩さぬよう、フランク・ミュラー専任の熟練した時計師の手によって磨き上げられ、新品と変らぬ美しさを保っています。
参考定価 | ¥0Tax in |
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製造年 | 2001年 |
素材 | 18Kホワイトゴールド |
ムーブメント | 自動巻き |
ダイアルカラー | ホワイト |
ベルト | クロコダイルストラップ(お色を選ぶことができます) |
防水 | 日常生活防水 |
サイズ | 縦:45mm×横:32mmベルト幅:18mm |
付属品・備考 | PAW保証書、取扱説明書、BOX ※ご覧の商品は東京店、大阪店のいずれかの店舗で展示、販売中でございます。お越しいただく店舗にない場合はお取寄せも可能ですので、ご来店の際は事前にお申し付けください。 |